5月から始まった建替え工事も無事に完成を迎えることができました。
以前あった既存の建物には永い年月を経た自然素材が醸し出す独特の雰囲気にあるれ、今では手に入れることが難しくなった材料が随処にありました。
それらのカタチを変え、取り入れ、新しく懐かしい空間のある家へと仕上がりました。
【1階LDK】
以前の玄関の天井板を再利用しています。
塗料を塗って艶を出しLDKのアクセントになりました。
【階段】櫓(やぐら)にあった煤竹は、何度も磨き階段の化粧として甦りました。
【和室】発砲ウレタン断熱の工法を採用しているので、以前の土壁の家に比べて隙間風も防げ暖かい空間になりました。
【2階LDK】小屋裏の梁を化粧としてLDKのアクセントに。
また、玄関にあったササラ戸は階段への明かりとりにもなっています。
【トイレ】腰壁はサニタリーパネルを貼って掃除をしやすいように。また、KM様が信楽へ行って選んでいただいた洗面器を備えています。
【子供室】白を基調に明るい空間へ。さまざまな使用用途のあるロフトを設けています。
クロスを張る作業をされています。
張る前にボードにパテを塗り、クロスを張り終えた時に凹凸ができないようにします。
【写真左】
以前の母屋の玄関にあったケヤキの一枚板を
大切に扱っていただいていました。。
亡きお爺様が新しくなるお宅にと希望されていましたので、
新しい玄関に施工させて頂くことができました。
【写真右】
こちらも以前の母屋の天井に張られていた板を綺麗にしてから
1階のLDKの天井に施工してあります。
壁と天井の断熱材を吹き付けています。
断熱材に使用したのは、フォ-ムライトSL。
ノンフロンの硬質ウレタンフォ-ムで、対象物に吹付けられると瞬時に反応を開始し、数秒で100倍に発泡し、わずか1%の樹脂と99%の空気からなる発泡体を形成します。フォ-ムライトSLは断熱性のみならず気密性や防音性などに優れており、木造住宅の断熱・気密を目的があります。
このふわふわの断熱材が魔法瓶のような役目をしてくれます。
しっかり養生された梁が一層綺麗に見えますね。
床に断熱材を入れています。
この断熱材はミラフォームというポリスチレンを原料とした発泡体で、断熱、防水・防湿、耐圧などにすぐれた効果を発揮します。
建築物の断熱保温材、冷凍材、また土木関係の凍土防止材として幅広い分野で活用されています。
また、熱伝導率は、コンクリートの役1/50省エネ効果に優れた断熱材です。